4046 サイの字
それは「斉藤」さんの表札だ。
いや正しくは斎藤さんだったかもしれないし、齋藤さんだったかもしれない。
見掛けるたびに思うのは、他人にサイトウを漢字でどう書くか、どのように説明するのだろう?ということだった。
“沢”と“澤”や、“河”と“川”といったケースは説明しやすいが、ひと言で言い表せない漢字だと、ちょっと大変そうだ。
余計なお世話だけど。
身近に、難しい漢字を使うサイトウさんがいないので、確認のしようがないので、インターネットで調べてみると、いくつか例が出ていた。
なるほど、そもそも、斉と斎が異なり、それぞれに旧字体があるということを意識すればよいのだ。

旧字体 <-> 新字体
齊 <-> 斉
齋 <-> 斎
サイの字を説明するときは、こう言うと良いらしい。
斉…「文にハシゴ」や「校歌斉唱のセイ」
斎…「文にハシゴの中が示(しめす)」、「書斎のサイ」
齊…「ナベブタに刀、Y、刀を左右対称にひっくり返したやつ + ハシゴ」
齋…(上記の組み合わせ)
なるほど、よくわかった。
こうして、いろいろ見てきたが、サイトウでもない僕が、この知識…いつ使うことになるんだろう??