3614 対抗手段は“口呼吸”

日常生活

僕は、ほぼ毎週のように公共の図書館を利用させてもらっている。

急いで読みたいわけでもない本とか、ふだんあまり読まないような本など、好きなだけ読めるというのは、本当にありがたい。

以前は毎週のようにあった休館日も、かなり少なくなり、開館時間も延び、読みたい本があるかどうか、インターネットで確認や予約もできるなんて、目に見えてサービスは向上している。

しかし、その一方、図書館の蔵書の盗難や落書き、いたずらなどは相変わらず多いようだ。

ときどき、図書館の特設コーナーなどで、注意を呼びかける展示などを見るたび、こういうことが平気でできる人に、腹立たしい思いでいっぱいになる。

今日、ちょっと早めに帰宅できたので、図書館に寄ってみた。

するとまだ読んでいなかった、「鉄道ジャーナル8月号」がラックに置いてあったので手に取った。

「あっ…」

その瞬間、またあの不快なものを感じた。

見た目は、損傷もなく、まったくふつうなのだが、手に取るくらいの位置だとすぐにわかる。

タバコの臭いだ。

この雑誌には、猛烈なタバコの臭いが染み付いていた。

実は、以前も、別の鉄道ジャーナルで、まったく同じ経験をしている。

おそらく、タバコを吸う特定の人物も、僕のように鉄道ジャーナルを借りているようで、何冊に一回は、このタバコの臭いを嗅がされる。

図書館で借りる本は、共有のものだし、多少の汚れや臭いは、我慢しなければならないものだとは思うし、それがイヤなら新刊を買えばいいだけの話ではある。

でも…と思う。

公共のものだからこそ、配慮することもあるんじゃないかと思う。

たぶん、この本を読んだ人は、ふだんの生活を普通に送るように、タバコを吸いつつ、この本を読んだのだろう。

その結果、このあとに続く、読者に不快なタバコの臭いを嗅がせることになるのだ。

こういう配慮のできない喫煙者のせいで、さらに喫煙者の肩身を狭くすることに繋がってしまうのではないかと思う。

こんなタバコの臭い付きの本を読むときは、仕方が無い…口呼吸するしかない。

雑誌を読む楽しみが、これで半減してしまう。なんだかなぁ…。

Posted by ろん