[社会の窓]ブルームーン
先日、ブルームーンが見られるということで、久しぶりに望遠鏡を出して月を眺めてみた。
満月の光は、とても力強かった。
そもそも、ブルームーンとは、本来、大気中の塵の影響により月が青く見える現象のことを指していたのに、アメリカの天文雑誌の誤解から、ひと月に2度もある珍しい現象のことを指すようになったらしい。
本来の意味の月が青く見える現象、そしてひと月に2度起きる満月という、珍しさゆえに、見ると幸せになれるだとか、願掛けされるようになったのだろう。
こうした誤解は、“ブルームーン”という、どこかロマンティックなネーミングによるところも大きいと思う。
ふと、これまで、いろんな願掛けをしてきたが、願掛けのおかげで成就した気が全然しない僕は、罰当たりなんだろうか?