3585 立山黒部アルペンルート(乗物編・後編)
長野(大町)から室堂まで、さまざまな乗り物に乗ってきたが、この記事はその後編。
室堂から美女平までは、立山高原バスに乗る。
これは、ふつうの?バスに見えるが、公式サイトの記事によれば、全36両中24両がハイブリッドバスになっているという。
さすが、環境に配慮していると宣言しているだけある。
室堂から美女平に移動する乗客が圧倒的らしく直行用バスと、途中下車する乗客は途中下車用バスに分乗することになる。
各駅停車のバスは、途中、天狗平と弥陀ヶ原、に止まるようだったが、それ以外のバス停に降りたい人はいるか?と、係員が大声で尋ねていた。
あくまで路線バスのはずなのだけど、乗り方がちょっと独特。原則として、全員着席制のために、このような運用をしているのかもしれない。
このバスに起終点以外の停留所から乗車したい場合は、あらかじめ予約が必要というのが、ちょっと面倒な気もする。
美女平駅から立山駅までは、立山ケーブルカーに乗車する。
このケーブルカーの一番の見どころ?は、山の下側に貨車を連結しているところだ。
まぁ、一般の利用者にとっては、ほとんど気にしない話ではあるのだろうけど。
お昼前に“下山”という方向のせいか、お客さんはあまり多くない。
トンネルをくぐり、上ってくるケーブルカーとすれ違い、立山駅には、わずか数分程度で着いてしまう。
立山駅に到着直前に、あきらかに幅の狭いレールの線路が見えた。
砂防工事専用軌道のレールだろう。
立山駅は、山のロッジのような独特のしゃれた外観。
立山駅からは、称名滝を見に行く路線バスに乗る。
このバスは、通常のディーゼルエンジンのバスだった。
称名滝を見学して、ふたたび立山駅に戻る。
いよいよ帰路となる。
立山駅から富山駅(電鉄富山駅)までは、富山地方鉄道立山線に乗る。
1時間に1本しかないけれど、乗客はそれなりに多く、 電鉄富山駅に向かうにつれ座れないくらいになってきた。
電鉄富山駅までちょうど1時間。たまにはこういうローカル線の旅もいい。…って、前回の旅から1ヶ月も経っていないけど。
北陸新幹線乗り入れ工事の真っ最中のためか、電鉄富山駅から、カンカン照りの屋外を歩いて富山駅へ。
特急サンダーバードは、金沢から走ってくるため自由席が空いていないし、そもそも自由席がかなり少ないので、空席にありつくのは、けっこう至難の業だった。
今回の旅行では、あらかじめ指定席を確保してあるのだが、変更したい場合は、指定した列車以降の列車しか乗ることができない決まりになっている。しかも自由席のみ。
さらに時間が余ったからと行って、指定列車よりも前の自由席に乗ることもできない。
もうちょっと柔軟に乗ることはできないだろうか?と思いつつ、富山に別れを告げた。
ちょっと戻って美女平と称名滝についてはこちら