3586 立山黒部アルペンルート(美女平と称名滝)
立山黒部アルペンルートの旅は、早くも最終日。
美女平に向かう前に、昨日、真っ白で何にも見えなかった、立山カルデラを見に、弥陀ヶ原ホテル近くの展望台に行ってみることにした。30分程度で行って帰ってこられるほどの手軽さだ。
ふたたび、いま来た道を戻る。
昨日遅くまで雨が降っていたために、空気も植物も潤いたっぷり。
昨日見た餓鬼の田んぼ前に広場を作るための工事が行われていて、偶然、その資材を運ぶ工事用モノレールを見かけた。
前もって予約したバスの時間に合わせて、ホテルをチェックアウト。
バスは、1分もずれることなく、定刻にやってきた。
美女平に着いたら、すぐに、美女平周辺のトレッキングに出発。
コースは美女平の駅からすぐに始まる。
多少歩きにくいところもあったが、巨大なタテヤマスギに圧倒されながら、気分良く歩くことができた。
途中に案内図があったので、迷うことはなかったけど、距離がまったくかかれていないので、目安がわからないのは、ちょっと困った。
お昼ごろに美女平駅に戻り、ここからはケーブルカーで、立山駅に向かう。
今回の旅行最後の見学スポットの称名滝へ。
落差日本一の滝だそうで、東京タワーよりも高い350mもあるそうだ。
称名滝へは、立山駅から「称名滝探勝バス」に15分ほど乗る。
バスを降りると、すぐに滝があるわけではなく、1kmちょっと歩行者専用の道を歩く。
遊歩道の手前までは、一般車でも乗り入れ可能なので、自家用車でやってきた家族連れも多い。
深い谷の間を歩いていく。
滝か水の音はよく聞こえるのだけど、なぜか称名滝はいつまでも姿を見せない。
そしてついに・・・!
滝からの距離はそれなりにあるのだけど、水しぶきが観瀑台まで飛んできて、周囲はちょっとひんやりしていた。
ただ、あいにくの曇り空で、さらに滝の上部が雲に覆われて、全貌が見えなかったが、言い換えれば、それくらい大きな滝ということなのだろう。
しばらく、じっと見とれてしまった。
今回の旅行では、自然に圧倒されっぱなしだった。こんな景色が日本でも見られるんだ・・・という驚きと、いろいろな乗り物にも乗れて満足だった。