3451 メガワットとキロワット

科学

昨日、リンクをたどっているうちにこんなニュースを見かけた。

ソフトバンクグループで太陽光発電事業を展開するSBエナジーは、京都、群馬、徳島において、計12.2MWのメガソーラー(大規模太陽光)発電所を建設すると発表した。同社は、全国に複数拠点、合計200MW以上のメガソーラー建設を目指しているが、具体的な建設計画が発表されたのは初めて。

気になったのは、この発電規模だ。
“大規模”太陽光発電所というのはどれくらい大きいのだろう。12.2MW(メガワット)という単位がよくわからない。
メガというくらいだから、かなり大きい…に違いない。

原子力発電所と比較してみる。

福島第一原子力発電所は1号機から6号機まであって、出力が最も大きい6号機は110万キロワットだった。

あれ、メガワットとキロワット…単位がよく分からなくなってしまった。

メガとキロというのを聞くと、~バイトという単位を使うことならよくあるので、それを参考にしてみると…。

1,000キロバイト = 1メガバイト
10,000キロバイト = 10メガバイト
100,000キロバイト
(10万キロバイト)
= 100メガバイト
1,000,000キロバイト
(100万キロバイト)
= 1,000メガバイト

ふつう10万キロバイトとか、100万キロバイトという 表現はしないので違和感があったのだ。

で、これをワット に当てはめる。

1,000キロワット = 1メガワット
10,000キロバイト = 10メガワット
100,000キロバイト
(10万キロワット)
= 100メガワット
1,000,000キロワット
(100万キロワット)
= 1,000メガワット

冒頭の、12.2メガワットというのは、1万2,200キロワットということになる。

福島第一原子力発電所6号機が110万キロワットだから…

“メガソーラー”3カ所の発電所を合計しても、わずか100分の1の規模でしかない。

そう考えると、良い悪いではなく、原子力発電というもののパワーのすごさを否応なしに思い知らされる。

Posted by ろん