6141 久しぶりに思い出したあの呼び名
「グルーポンの日本でのサービスが終了」というニュースを見て、久しぶりに思い出したのは「スカスカおせち」だった。
当時もこのニュースについて取り上げていたが、これも少し考えたら、絶対に許されることではないようなできごとが、平然と行われて、実際に商品が届いたという事実に、あらためて驚かされる。

当時このサービスに関わったすべての人たちが“当事者”でなかったのだ。
だから、あんな“スカスカ”でも、1万円の値をつけて売るなんて暴挙に出てしまうのだろう。
そういった意味では、あの“スカスカおせち”の登場を防ぎ切れなかったという段階で、すでにグルーポン自身も当事者ではなかった…とも言える。
あの事件のインパクトは凄まじく、クーポンの仕組みも露呈した上に、警戒心を植え付けてしまったことが、結果的にグルーポンの日本での展開を難しくしてしまったのだろう。
それにしても、“スカスカおせち”という言葉の響きは、なんとも不思議な力を持っている。
なぜだろう??