3287 ボーイング747-400D、2階席初搭乗
夏休みで北海道に出掛けることになり、たまたま、今まで乗ったことのない、ジャンボ機(ボーイング747-400D)の2階席に乗ることができた。
以前は、ボーイング747ばかり乗っていて、別の飛行機に乗りたいな…とすら思っていたのに、いまでは逆に、ほとんど乗る機会がなくなってしまっていた。
日本航空からはすでにボーイング747はすべて退役してしまい、全日空も、そう遠くない時期に退役されられることが決まっているので、あまり飛行機に乗る機会のない僕にとっては、今回のようなチャンスを逃すわけにはいかないのだ。
乗り込んですぐに感じたのは、広いけど狭いということだった。
シート配列が、3+3で、ちょっとした中型ジェット機並みの大きさがあるのに、自分が座った後方の座席の頭上には、荷物を収納するスペースがないのだ。
2階という飛行機のすぼまっている部分に無理矢理?座席を配置しているせいか、窓が斜めになってしまっている。
窓の大きさは1階席と変わらないが、実質視野が狭いのだ。
そして、その斜めとなった窓と座席の間に、変なスペースができていて、小さなものを収納できるようになっていたが、ここにはあまり大きなものは入らない。
そんな狭いところで、機内持ち込みをしたスーツケースを、なんとか足下に置こうと四苦八苦していたら、スーツケースのハンドルが取れてしまった!
CAさんにガムテープがあるか尋ねたところ、1階にあるらしいということでお願いする。
しかし、出発時間が迫り、CAさんにガムテープで応急措置をしてもらうところまでお願いしてしまった。
新千歳空港に到着後、荷物室を見てみると、僕のスーツケースは、ハンドルがきれいにガムテープでぐるぐる巻きにされていて、ちょっと個性的な姿になっていた。
行きに撮れなかった1階から上がる階段の写真を記念に撮ってから外に出た。
乗ってみてわかったのは、狭い階段を上り下りするのは、機内持ち込みの荷物がある場合は、ちょっと大変だということだった。
お年寄りも同じだろう。
それに前述のように荷物を置く場所が席によってはなかったり、湾曲してるせいで窓も斜めになって、外もよく見えない。
2階席唯一とも言えるメリットは、エンジンから離れているせいか、客室内がとても静かだったということだった。
一般の人にはわざわざ勧めることはないけど、経験としては楽しかった。
旅は、始まったばかり。