5600 青空イノベーションは起きなかったのか…
少し前から、販売不振が伝えられていたから、そう遠くないとは思っていたが、思ったより早くこのニュースを聞くことになった。
A380生産中止…。
発表当初から、これほどまでの巨大な飛行機に需要があるのか?という指摘はあった。
でも、期待というか夢というかワクワクするものはあった。
2006年、A380が成田空港初着陸する際に載った新聞一面広告。
そのときの、エアバス社の誇らしげなメッセージ…青空イノベーションという言葉が、いまとなっては、とても切なく感じてしまう。
あらためて考えてみれば、これは、ただの巨大な飛行機でしかないのに、なぜか不思議なことに、惹かれるものがあったのだ。
A380は、その完成披露式典や、先述の成田空港初着陸、そしてようやく実物が飛び立つ様子に感動したことなど、たびたび取り上げてきた。
それだけに、生産中止のニュースはかなり寂しかった。
今年からANAでもハワイ路線で導入するということで、まだまだA380を目にすることあると思うが、搭乗する機会はなかなか難しくなってくるかもしれない。