3270 自己中になってみる
誰かのために頑張っても、報われないというか、応えてくれないというケースは枚挙にいとまがない。それは、頼まれたということでもない限り、往々にして、独りよがりなものなのだ。
それなら…と、それを知らしめるために、「あなたのために頑張りました」と、伝えたとしても、それはありがた迷惑でしかなく、ウザがられるのが関の山である。
もし、報われない、応えてくれない…と感じたら、人のためではなく、自分のためと思うようにしよう。
何をするにしても、“自分のため”と考えてみよう。
もちろん、自分の心の中で、そうつぶやく。すべての行動は、誰かのためではなく、自分のためなのだ。
相手に喜んでもらいたいのは、相手の喜ぶ表情を見たいという“自分の欲求”だし、逆に、相手を怒らせないようにするのは、相手のためでなく、自分のためである。
そう割り切って考えると、ちょっと寂しい気もするが、他人のためにイライラするのは、時間はもったいないし、無駄に神経をすり減らすだけだ。
そうだ、心の中だけで、自己中になればいい。