3230 本当の目的は?(震災68日目)
ここ最近叫ばれている節電はもともと、電力消費量が最も多い時間や時期を乗り切るために…というのがきっかけだったはずなので、「緑のカーテン」ゴーヤー配布に殺到」(Web魚拓によるキャッシュ)…というニュースは、それ自体は理解できる。
しかし記事の内容を見ると、ちょっと首を傾げてしまう。
みどり市役所には16~17日にかけて市民から苦情の電話が殺到した。
「ずっと待たされたのに手に入らなかった。納得できない」「1人でいくつも持っていった人がいる」(中略)
市では無料配布を3年前から継続しているが、「ここまで盛況なのは初めてだ。市民の節電意識の表れにほかならない」と担当者は目を丸くする。市に寄せられた多くの苦情は、市民の関心の高さを裏付けるものだ。市庁舎では、15日以降も苗を譲ってもらおうと訪れる市民が後を絶たない。
これって、本当に節電意識の高まりからくるものだろうか? 節電したいからゴーヤーが欲しいという人がどれくらいいるんだろう?
僕には、これは単純な“ブーム”であって、家庭菜園の延長線上にある話にしか見えない。あくまでタダでくれるから、血眼になって貰おうとしてるだけで、これが有料だったらどうだろう?
配布前から行列ができて、付近は渋滞までしてしまうほどの大盛況ぶりに、熱しやすく冷めやすい人たちがいかに多いか?ということを思い知らされる。