3192 寄付(震災18日目)
震災に見舞われた方々に、少しでも何か手をさしのべたい…その最も効果的な手段は、寄付であることは間違いない。
さまざまな団体が寄付を募っているが、その多くは“日本赤十字社を通じて…”という感じなので、当然ながら、かなりの金額が、日本赤十字社に集まることになる。
このニュース(Web魚拓によるキャッシュ)では、日本赤十字社には、これまで実に400億円を超える義援金が集まっているが、その寄付金を配分することができずにいる…と伝えている。
僕は、寄せられた義援金は、ある程度集まったら、直ちに被災者への支援物資の購入などにも充てられると思っていたが、どうやらそういうことではないらしい。
たしかに日本赤十字社のサイトにも書かれているが…
この「東北関東大震災義援金」は、国内で発生した大規模災害に対して皆さまからお寄せいただくもので、全額を義援金配分委員会に送金いたします。その後、同委員会で立てられた配分計画に基づいて、被災者の方々へ届けられます。(義援金配分委員会とは、都道府県が主体となって構成される委員会で、赤十字は構成メンバーの一員です。)
都道府県が設置する「義援金配分委員会」に全額渡され、それからの分配対象や金額を検討、その上で、ようやく被災者に行き渡るらしい。
つまり、いますぐに使われないのだ。
いま困っている人たちに、何か支援をしたいと言うときはどうしたらいいのだろう?
いろいろ探してみた結果、Give One(ギブワン)というサイトを見つける。
これは、クレジットカードとネット銀行で寄付ができるオンライン寄付サイトで、自分の関心の高い分野で活動している団体を指定して寄付ができる。
今回は、緊急災害支援の実績が豊富な信頼できるNGOに寄付をすれば、すぐに活用してもらえる…というわけだ。
「よかれ」と思って無意識に近い状態で、寄付をするのではなく、どう使われるのかまで、きちんと見届ける必要はあると思う。
中には、こういうひどいケース(Web魚拓によるキャッシュ)もあるようだ。とある掲示板に、こんなことが書かれていた。
友人と募金活動したら思いがけず集まってしまって、良心の呵責はあるようだが、結果的にその一部をピンハネしてしまった…らしい。
実際、このようなことは全国で起きているのかもしれないが、ごくわずかであって欲しい…と心から願う。