7029 しゃもじ
おととい、東京国立近代美術館である作品を観ていた人が、一緒に来ている人に話ていた会話が耳に入った。
「なんか、この写真の人、ゼレンスキーに似てるよね?」
「そういえば、この前、岸田(首相)がしゃもじ持っていったんだってね?」
「なんか変だよね、受験じゃないんだからさー」
というやりとりがあって、思わず吹き出しそうになった。
ほんと、この人たちの言う通りだ。
戦争中の当事者に、しゃもじを持っていくセンス…誰も止められなかったんだろうな…と思うと、切なくなる。
ふと、もう20年くらい前にもらった広島のお土産としてもらった、しゃもじがあったのを思い出した。
自分の名前が書いてあるしゃもじだ。
このお土産をくれた人は元気にしてるかなぁ…なんて懐かしく思い出した。
お土産のしゃもじというのは、生きるか死ぬかといった戦争中のところに持っていくようなものではないと、あらためて思った。
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