3045 ザリガニを食べる

たべもの

ザリガニ…といえば、アメリカザリガニを思い出す。その名前の通り帰化動物であり、もともとはウシガエル(食用ガエル)のエサとして輸入されたと聞いたことがある。

でも、ザリガニは、アメリカでも北欧でも、それ自体も食用らしく、北欧では“ザリガニ・パーティ”なるものも開かれるくらい、ザリガニは身近な存在なのだ。

Wikipediaにも載っているこの行事は、スウェーデン発祥のもので、北欧では一般的らしい。

本当は北欧に行ったときに食べてみたかったが、残念ながら機会がなかったので、食べることができなかった。

先日イケアに行ったとき、冷凍のものを買ってきたのだった。そのイケアでも、先週、ザリガニ・パーティが開かれたばかりのようだ。

買ってきた冷凍ザリガニ。

パッケージは、なんとも独特。どうもスウェーデンで伝統の顔らしい。

調理済みの状態で冷凍されているので、パックから開ければすぐに食べられる。しかし解凍はいきなり常温ではなく、冷蔵庫の中で行う方がいいらしいということで、昨日食べる予定が今日に順延となった。

若干凍っている感じだったが、一匹ずつきれいに分けられた。食べ方について書かれた紙に従って、ザリガニを解体していく。

実際の食べ方は、エビそのものだが、甲羅やハサミがやたらと固い。人間側も、ハサミを用意しないと太刀打ちできないくらいだ。

手づかみで豪快に格闘の上、ようやく食べることができた。

ディルで風味づけられ塩水で茹でられたザリガニは、ちょっとしょっぱいかなという感じはしたが、けっこう美味しい。お酒を飲む人だったら、いい肴になるかもしれない。

ただ…美味しいのだけど、手間の割には、いかんせん身が少ないのが残念。

ザリガニは、これまで自分の中では“飼う”生き物だったが、“食べる”という選択肢が増えた。なんだかちょっと不思議。

Posted by ろん