2927 かなり私的な川越巡り

旅行・見学・イベント

今日は、久しぶりに実家のある川越へ、ふだんとは全く違う経路で行く。昼食のあと、市内を自転車で回ってみた。

自転車をこぎながら、見慣れた風景を思い出す。

以前よく利用していた橋が老朽化のために撤去されていたり、バッティングセンターが「洋服の青山」に変わっていたり…。

今年2月、川越と似たような街並みを持つ栃木市に行ったとき、遊覧船を見かけて、川越でもやればいいのに…と思っていたら、川越市街地の周囲を取り囲むように流れる新河岸川を整備して運行したらしい。でも、期間はわずか2日間だけだったようだ。

もともと、川の流れるこのあたりは、栃木市のような見どころから少し離れていて、舟からの景色はあまり期待できない。

それに水深がかなり浅い上に、場所によっては、堰みたいになっているところとか、滝のような段差がついているところがあちこちにあって、交通手段として遊覧船を通せず、結果的に距離も限られてしまうため、課題も多そう。

川沿いから蔵造りの建物の並ぶ通りに出てみたら、なぜか山車が出てた。今日は、春祭りのフィナーレらしい。

付近は観光客であふれかえっていた。

もちろん自転車なんて乗って移動できないので、押して歩く。

ちょうどお昼過ぎという時間ということもあって、どのお店も長蛇の列。住んでた頃は、こんな状況はあり得なかったんだけどなぁ。

ふたたび自転車に乗り、かつて僕が良く行っていたところに行ってみる。

通っていた小学校は、以前と全く変わらず。校庭には人の影はまったくなかった。

天気もいいし、祝日なんだから、誰か遊んでいてもいいように思うのだけど…。

続いて、中央図書館へ。

ここは良く行っていたなぁ…。おそらく十年ぶりくらいに館内へ。あぁ!この中央図書館独特のにおいは覚えていたぞ。たぶん、別にくさいというわけじゃなくて、独特なのだ。におい当てクイズで当てられる自信がある。館内をぐるっとひとめぐりしたが、どこに何が置いてあるか、かろうじて覚えていた。

小学校への通学路には、成田山川越別院や喜多院などがあったから、このあたりもよく知っているが、正月とか10月のお祭り以外でこんなに混んでいたのは、初めて見たかもしれない。かつて当たり前だった風景が、いまでは予想以上に新鮮に見えた。

6年間歩き続けて記憶した風景は、いまとなっては、まるで夢の中の風景のようだけれど、ちゃんと鮮明に覚えている。

かつて、里芋畑だったところは、すっかり住宅地に変わっていた。

Posted by ろん