2334 筑波山登山
左の頂が男体山、右の頂が女体山 |
目指すは、筑波山!
北関東あたりは、紅葉が見頃だというので、きっと筑波山もきれいだろうと、楽しみにしながら向かう。
登山口へは、筑波神社を経由する。ここからケーブルカーとほぼ同じルートをたどって男体山に向かう登山道と、女体山方面に向かう登山道とに分かれている。
山頂へ最も近い登山道ではない、女体山方面に向かうルートを選んだのは、往復同じ登山道を歩かないようにするためだ。
登山道入口付近ではあまり人影が見られなかった。
最初のうち、きちんと整備されていて登りやすかったが、徐々に荒れた感じになり、思うように足が運ばなくなってきた。
ふと、おじゃこが何かを見つけた。走り去っていく毛玉?
足で行き止まりを作ると、何事もなかったかのように足の甲に乗って、そのまま走り去っていく。さらに足で行き先をふさいで手で壁を作ると、観念したのか、そのまま固まってしまった。
鼻がとても長く目がものすごく小さかったので、このときはモグラ?とも思ったのだが、モグラにしては手が小さすぎる気がする。かといって、鼻の長さからするとネズミらしくない。
手の上で撫でてやると、すっかり大人しくなってしまった。逃がそうと地面に手を置くが、いつまでも逃げようとしなかった。
登山道の真上をロープウェイが通り過ぎる。麓と山頂を結んでいるロープウェイは、高低差約300mをわずか6分で登ってしまう。
だいぶ標高が上がってくると、巨大な岩々が登山客を出迎えてくれた。登山道をふさぐようにして、いまにも崩れそうな巨石があちこちに点在する。
巨大な岩にはそれぞれ名前が付けられている。
そしてついに女体山の山頂へ。
10年前 |
標高は877m。標高こそ1000mに満たないが、ここから見える景色はすばらしく、また遮るものが全くないので、とてもスリルがある。どうやら10年前にここで写真を撮ったらしい。
女体山頂からは、もう一つの山頂、男体山がよく見えた。
こうやって見ると、かなりの距離がありそうな気がする。
女体山の山頂から降りようとしたが、かんたんには降りられなかった。それは道が険しいというのではなく、単にかなりの渋滞が発生していたからだ。
筑波山で有名な「がま石」
ここも10年前に来ている。10年前と比べても、特に変化なし。
10年前 |
ケーブルカーの終点付近までたどり着く。
これほどまとまった広さのある広場はないせいか、大勢の人たちにぎわっている。ケーブルカー会社直営の展望台がある。正式にはなんて呼ぶのかわからないが、展望台がコマのようにゆっくりと回転している。
無料だし、見晴らしも良くベンチも空いていたので、そこでゆっくりしてもよかったのだが、とにかく風が冷たくて、長い時間いることはできなかった。
呼び名に迷い? | |
コマ展望台だったり |
なぜかこちらは回転展望台と… |
男体山にも登ってみる。こちらからの景色も雄大だが、スリル感という点では、いま一歩。
くだりは、ほぼケーブルカー沿いのルート。
だいぶ進んだと思っていたら、ようやく、ケーブルカーがすれ違いをする場所に着いただけだった。つまり、まさにちょうど半分の地点ということになる。
気が滅入りそうなったが、ケーブルカーが離合するシーンを待つ。前回に続いて、眺めるだけで乗らないこととなった。
ようやく麓の駅まで着く。
駅前は見事な紅葉だった。そういえば、紅葉のことをすっかり忘れていた。少なくともこちらの紅葉がとてもきれいだ。
とりあえずなんとか無事に筑波山制覇!
これから筑波山に登ろうとする人たちの車の中が続く。
筑波万博'85の残り香1
筑波山神社の境内の脇には、巨大な「塊」が鎮座している。強化プラスチック製をうたっているが、表面は劣化して、ぼろぼろになっていた…
筑波万博'85の残り香2
10年前に撮った写真と比べると興味深い。ペンキの色は落ちているし、電光掲示板も取り外されている。明らかに時間の流れを積み重ねてきた結果のような気がする。
そして、10年前と変わらないのは、宇宙船に乗ってるのは、ガマ(カエル)だ。
筑波山からは無事帰ってきたものの、ひどい筋肉痛になってしまった。