2635 「魔女裁判」と「つばさ」
ここ最近、ドラマはほとんど見てない。朝の連続テレビ小説「つばさ」と、おじゃこに勧められて、見始めたのが「魔女裁判」の感想。
【朝の連続テレビ小説“つばさ”】
-NHK 月曜日-土曜日8:15-8:30
朝の連続テレビ小説を見るなんて、十数年ぶり、大学卒業以来だ。
舞台が川越ということもあって、初回から欠かさず見ている。今回をもって、朝の連続テレビ小説は、すべての都道府県を回ったことになるらしい。
一部では「川越らしくない」という声もあるようだが、川越に20年近く住んでいた者から見ると、わざわざ川越にこだわって、観光スポット以外で撮影しているシーンも多く、苦心の跡は感じられる。やはり、知ってる場所ばかり出てくると、嬉しくなる。
なぜか、サンバのシーンがやたらと出てくるのかは謎だし、ちょっとバカバカしいシーンも少なくないが、まぁ明るくていいんじゃないだろうか?
川越は古くからの城下町で、蔵造りの街並みや喜多院など名所や見どころも多い。けれど、意外と川越を舞台にした作品は少なく、大河ドラマで、徳川家(特に春日局)ゆかりの地として紹介される程度だった。火曜サスペンス劇場「監察医・室生亜季子」が、ドラマ唯一の川越を舞台にした作品だったが、一昨年に終わってしまった。
話がずれた。
長い間失踪同然だった母親が戻ってきても、1000万円もの借金を抱えても、1週間もたたないうちに、みんな笑顔でいられるのは、朝の連続テレビ小説だからこそなのだろう。話の内容より、テンポの良さや明るさを感じるのが、このドラマを見る目的なのかもしれない。、
それにしも、いまの時代、8時15分から8時30分なんていう時間に、ゆっくりテレビなんて見てられるわけもなく、全国を一巡したいま、ドラマのあり方自体も、考え直してもいいかもしれない…なんて思った。
【魔女裁判】
-フジテレビ系 毎週土曜日23:10-23:55
もうすぐ始まる裁判員制度を取り上げた初のドラマということで、放送開始前から比較的関心は高かったらしいが、始まってみると、視聴率の面で見る限りでは、評判はあまり芳しくないようだ。
初回は見そびれたので、2回目から。
裁判員に選ばれた一般庶民が、ある謎の人物に弱みを握られ、次々と強迫や買収されていく。裁判員制度が始まる直前に、こんな内容のドラマをやってもいいものなのだろうか? サスペンスと謳っているものの、あり得ない話でないだけに、単に不安を煽っているような気がしてならない。
悪く言えば、“裁判員制度を悪用”したドラマのような気がする。
それに、ドラマの最後ではなく、CMのたびにプレゼントクイズが挟まってるのもちょっと変。視聴率対策なのだろうが、こうした手法は、ドラマの話の腰を折ってしまう。
見始めたから、見ちゃうんだけど。