2623 真実は小説より奇なり
4月も下旬なのに、肌寒くつめたい雨が降った、一昨日の夜のこと。自宅の前で、にわかには信じられないことが起こった。
外出から帰宅して、家の中に入ろうと、玄関のドアに手を掛けようとした瞬間だった。
目の前の地面をなにか白い物体が転がるように近づいてきたのだ。
??
ビニールの固まり? ボール?
よく見ると、ハムスターだった。
ハムスター??
たしかにハムスターだった。
おそらくどこかの家から逃げ出してきたのだろうが、その出現は、あまりに唐突だった。
とりあえず、このまま放置しておくわけにはいかないので、自宅に連れて帰ることにした。以前飼っていたハムスターりぶのケース、餌などが揃っているので、すぐに“受け入れ態勢”を整えることができた。
![]() それはあまりに突然だった |
その真っ白なハムスターは、初めのうちは新しい環境をチェックするようにケースの中をあちこち歩き回っていたが、しばらくすると慣れて、陶器でできたハムスター用の巣穴で寝るようになった。
![]() ちょっと太りすぎ? |
近所で探している風でもないことから、当面保護することにした。
それにしても、本当に不可解な話だ。
そもそも、ハムスターが屋外にいること自体おかしなことだが、そのハムスターが人の姿を見て向こうからやってきたのだから。
これも何かの縁といえば、そうかもしれないが、「真実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、こんなこともあるのだ。