2083 不二家は正念場
やってしまった…歴史は繰り返すというか、なんでこういうことになってしまうのか?
多分、悪い意味での“慣れ”なのだろう。これくらいならば、事故になることはないという認識があったのだと思う。
最初、このニュースを聞いたとき「消費期限がちょっと過ぎたくらいだったら、そんなに大騒ぎすることもないじゃないの?」くらいに思ってしまったが、そうではないのだ。ほんの少し、ちょっとくらい過ぎても…ということが、際限なく広がっていくという格好の例になってしまった。
いま伝えられているだけでも…
- 消費期限切れの牛乳を計8回使って、少なくとも2000個のシュークリームを製造・出荷
- 細菌検査で食品衛生法の規定を約10倍も上回る細菌数が検出されたにもかかわらず、そのまま出荷
- 期限切れ牛乳を7回使用していたことが判明。最大で1万6000個のシュークリームを出荷した可能性
- アップルパイなどに使うりんごの加工品の賞味期限切れを4回使用
- 工場内でねずみが捕獲されたことも確認されており、2004年には1カ月で50匹が捕獲
出るわ出るわ…。おそらくこれだけじゃなくて、これから、もっとすごいのが出てくるかも知れない。こうした事実を知らずに、店頭で一生懸命売っていた人たちにとっては、とてもつらい出来事かも知れないけれど、大きな事故が起きる前に明るみに出たことは、不幸中の幸いだったと思う。 この事態をどう乗り切るか? まさに不二家は正念場。試されている。