1725 知らないことを…
仕事をしていると、立場上いろいろ聞かれることがある。
もちろん、知っていることならば教えられるけれど、知らないことだってたくさんある。そんなとき「知りません」と答えることは簡単。けれど、それでは何の解決にもならないわけで、解決のためには、この問い合わせにどう対応していったらいいかを考えていくことになる。
まずは正直に「知らない」と伝えたあとで、知っていそうな人を紹介したり、自分だったらどうするといった意見を伝えるなどして、できるだけ解決へのヒントを伝えるように努める。
場合によっては、知らないことを悟られないようにすることも…たまにある。このパターンを使うのは、本来はちゃんと知っていなければならないようなことであったり、さすがにこの歳まで知らないでいることが恥ずかしいようなことだったりするときだ。それが何だったかは秘密。
当然ウソは言わない。ただ「知らない」と言わずに、自分の知ってる範囲のことを、あたかもそれが答えかのような表現をするだけだ。表現の仕方を工夫するだけ。でも、もし核心を突かれた質問をされたら、結局「わからない」という答えになってしまうのだから、実はヒヤヒヤものだったりする。
隣の新入社員よ、今度こそ核心に触れるような質問をしてみろよ。そんなときは、正直に「わからない」って言うから。でも、残念ながらここんところ、そんな質問がないんだよな…。