2006 板橋宿中山道スタンプラリー
板橋は、江戸時代に整備された五街道のひとつである、中山道(なかせんどう)の最初の宿場町。
東海道でいえば品川に相当し、甲州街道でいえば新宿にあたる。今となっては、これらの街と比べものにならないくらいの差をつけられてしまったが、かつて板橋宿は大変栄えたらしい。
そんなかつて、板橋宿と呼ばれた宿場町だったあたりは、いまは商店街となっている。その商店街をめぐりながら、スタンプを集める企画が催されていた。
買い物などで歩いていて見慣れた場所ではあるけれど、スタンプを集めると記念品がもらえるというので、ちょっと行ってみた。
午前10時から始まっていたのだけど、ダラダラしてしまって、スタートできたのは、午後1時を回っていた。それでも、まだまだたくさんの人たちがスタンプを押す列に並んでいた。
スタートは「縁切榎」(えんきりえのき)。 男女の悪縁を切りたいときや断酒を行う際に、この榎の皮を煎じて飲むと願いが叶うとされる木。嫁入りには縁起の悪い木としても知られていて、皇女和宮が京から江戸に嫁入りした際も、この榎を迂回したという逸話が残っている。 |
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続いて「板橋」。先日から今日の日にあわせて?か改修工事が行われていたので、すっかり真新しい感じになっている。ちなみにWikipediaの板橋の項目の写真は、僕が提供したもの。 | 「いたばし観光センター」には、この付近の歴史を紹介しているコーナーがあって、無料でお茶などがいただける。 | |
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「観明寺」は、板橋七福神のひとつ“恵比寿さま”がおられるが、今日はスタンプ設置ポイントになっていた。室町時代の創建とされる。 | スタンプラリー上、最後の設置ポイント「東光寺」の本山が、芝の増上寺であることを知ったのは、今日もらったパンフレットだった。身近な寺でも知らないことは多い。 |
ゴールは板橋駅前。縁切り榎に対抗して?つい最近名付けられたのが、この「むすびのけやき」
比較的順調にスタンプを押し続けてきたのだが、ここの最後のスタンプでは異常に長い行列ができていた。しかも、係の人からは
「先着1000人を越えましたので、記念品はありませーん!」
なんて声も聞こえてて、この行列に並んでもスタンプをコンプリートできるという名誉くらいしかないのだが、せっかくなので並んでみる。ただスタンプを押すだけなのにこんなに並ばされるさせるなんて…という声が出てきて、係の人に食ってかかる人まで…。
企画した担当者は、まさかゴールのスタンプだけこんなに並ぶとは思ってもみなかったのだろう。
人数は多かったものの、実際に並んだのは10分程度だからたいしたことないのだけど。スタンプを押してもらうのと同時に、タオルをもらう。「なんだ記念品はあるんじゃん」と思ったが、もともともらえるはずだった記念品は、携帯電話のストラップとか買い物用バッグとか、ずいぶんしっかりとしたものだったらしい。
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足湯も用意されていたのだけど、入る余地がもうなくて、スタンプを押す行列に並んでいるうちに、足湯に入る気持ちが萎えてしまった。次回以降に期待かな。