504 常識というもの

定点観察

先日聞いた話。ある派遣社員の新たな派遣先は、いままでのところとかなり違っていた。”異常に暇”なところだったというのだ。◆その部署の性格もあるのかも知れないけれど、ほとんど電話も鳴らず、シーンと静まりかえっていて、パソコンでソリティアをやって遊んでいたり、パソコンのディスプレイをじっと見ながら固まっている人がいるかと思えば、なんとその人は寝ていたり・・・と、まぁ、”常識では考えられない”ようなところだと言うのだ。◆ここでいう”常識”というのは、あくまで僕やその人の知ってる限りの常識であって、世間一般の総意に基づく常識ではないというのは、言うまでもない。けれど、わかってはいても、自分の中で勝手に常識を作り上げて、結果的に狭い世界の中で苦しんでしまうことは、往々にして起こる。◆ある日。仕事で外出。打ち合わせが少し長引いてしまって会社に戻るのが18時を過ぎた頃。家路につく人たちがかなり多いのは、まぁあることだと理解しても、さらに驚くことがある。一杯引っかけて酒臭いサラリーマンが少なくないのだ。こういう人たちの生活のリズムがまったく違ってるのだろうけど、一度この人の一日の生活を覗いてみたい。きっと新鮮な驚きがあるに違いない。◆明日は春分の日。この春分の日は、秋分の日と並んで、日付が変化する祝日である。毎年2月1日に翌年の正式発表が行われる。なぜ変化するか?それは、この休みは、太陽の位置という天文学的な条件で定まるから。話が長くなってきたので、今日はこのへんで。よいお休みを。

Posted by ろん