1686 発信し続ける絶筆

定点観察

 昨日の地震はちょっとだけびっくりした。

 地震が来ると、外出中はもちろんまず自宅を心配するが、それ以外にも実家や兄妹・姉妹はもちろん、ひとり暮らししている知人や友人…なんかも考え始めたらきりがない。
 ブログでお世話になっている皆さんをはじめ、インターネット上でのみおつきあいさせていただいている方々にいたっては、無事かどうかなどは知るよしもない。

 そう考えると、インターネットだけでおつきあいしている方々の消息ほど、心細いものはないような気がしてきた。ある程度の間隔をあけてでも更新が続いているサイト(ブログ)では、それだけで「生存証明」になっているが、そのまま更新がストップしてしまえば、こちらからは調べようがないのだ。もともとインターネット上でしか接点がないのだから、当然といえばと当然なのだけど。

 たいていの場合、更新する時間がなくなったのか、更新自体に興味を失ってしまったかのいずれかだと思うけど、仮に深刻な状況に陥っていたとしてもどうしようもない。万が一当人がこの世を去ったとしても、そのサイトとの契約が終了して強制的に撤去されない限り、この世にその人がいたということを、ずっと発信し続けるのだ。

 毎日のように書いているこの定点観察や二番搾りが、絶筆や遺書になる可能性もあるのだ。ronworld.netは、確か来年くらいまで維持できるだけの費用は支払っているはずなので、当分の間、黙っていても、僕の何かを発信し続けていくのだ。いままでもそうしてきたつもりだけど、改めて、自分の発言や書き込みのひとことひとことを大切にしていこうと思った。

Posted by ろん