1629 今話題の「都市型マンション経営」

定点観察

 会社に行く途中でチラシをもらった。

 今話題の「都市型マンション経営」

 大きくそんなことが書かれている。その上には「2004~年金不信・増税改革、2005春ペイオフ解禁」とある。なるほどねぇ。確かに年金は当てになりそうにもないし、もうそろそろ増税ということにもなりそうだし。こんなご時世だと、頼れるのは自分だけってことか?

 歩きながら、読み進めてみる。

「個人年金」

賃貸運用後は、家賃収入が副収入として老後の年金にプラスされます。

「生命保険」

団信保険の加入によりもしもの時は、残債が一括返済されるので元本(不動産)と利息(家賃収入)をご家族に残すことができます。

「ペイオフ」

2005年4月から解禁のペイオフ。預金金利もまだまだ低い今、高利回りの現物資産への運用が注目されています。

「節税対策」

所得税の還付、住民税も提言と節税対策が見込めます。また、相続・贈与税対策にも有利です。

 ふぅーん。それぞれもっともな話。そういう考え方もあるかなぁ…とは思うものの、いちいちツッコミを入れたくなる。

「個人年金」

もし借り手がつかなかった場合は固定資産税が持ち出しになってしまうなぁ…

「生命保険」

団信保険で支払われるのは死亡したときだけでしょう?後遺障害のあるような病気や怪我をしたときでも残債はそのまんまなんだよね。

「ペイオフ」、「節税対策」

これもちゃんと運用できれば…の話で、きちんと借り手がついて、家賃を支払ってくれればの話だよな。

 なんだか不安が増大するような気がする。
 そもそも、そんなに儲かる話ならば、チラシなんかで紹介などせず、自社で儲けてればいいんじゃない?なんて思ってしまう。

Posted by ろん