1618 衆議院解散

定点観察


否決の舞台となった参議院本会議場

 今日書こうと思ったネタは明日に回すとして、今日は政治の話を抜きというわけにはいかないだろうな。

 予想以上の大差で郵政民営化関連法案が否決されてしまった。そしてついに衆議院の解散ということになってしまった。ここで改めて実感したのは、総理大臣って本当にすごい力を持っているんだなぁということ。周囲があれだけ反対しているのに、最終的には総理ひとりの考えで決断してしまうのだから。

 さて、選挙はどういうことになるのだろう。大方の見方どおり、分裂状態となっている自民党と、民主党との戦いになるまだろうが、今回郵政法案に反対した自民党代議士達がどのような動きをするかが注目だろう。無所属でいくのか、新党結成になるのか?新党結成となったら、誰が代表に収まるのか? ほかにも、民主党はどれだけ票を伸ばすことができるのか?もしかして過半数いける?とか、新党との連立があったり?とか、政治評論家ならずとも、今回の選挙は見どころが多い。

 でも…。

 あれだけ、郵政民営化の審議を続けてきたのに、ここでリセットされてしまったら、これまでの話はいったい何だったんだろう?という気もしてくる。郵政の問題は、結局何も変わることなく、そのまま温存されておしまいってこと? 郵政以外にも他にもやるべきことは山のようにある…とは誰でもわかっているはずなのに、何にも進まない。これは良くないことだと誰もが思っているのに、やっぱり何にも変わらない。

 そんなんでいいの?

 じゃあこのまま解散しないで、郵政問題を再検討し続けるのもどうかなぁ…国民の関心は薄く、他の問題を何とかして欲しいという思いは伝わらないままだし。そういうことであれば、解散してどうするべきか、国民に信を問うというのも悪くないかも。

 ぜひ今回ばかりは棄権しないでほしい。立候補者をよく見極めて、最悪は消去法でもいいから、きちんと投票して欲しいと思う。

Posted by ろん