1102 砂の器
日曜劇場「砂の器」を見た。
映画「模倣犯」を思わせる演技の中居正広は、こういう陰のある役がよく似合う気がする。
よく似合うのは、こういった役を演じる機会が多いからなのか?
同じように、結果的にどのドラマも似たような役を演じている木村拓哉には、あんまりそういう言葉は掛けられないのはなぜだろう。
もともとの原作や、以前の映画を知らない僕にとっては、初めて見る作品だが、なかなか見応えがあった。
ただこの作品には、どうしても気になる背景がある。
主人公が、誰にも知られたくなかった過去…それはハンセン病の存在だ。
短い時間で表現しなければならないテレビドラマでは、おのずと限界があるのだろうけれど、どこか”おいしいとこ取り”しているんじゃないかという気がしてしまった。
もちろん脚本でどのようにも表現できるし、原作を生かすも殺すも脚本次第なのだから、気にする必要はないのかもしれない。
こういうことに気をとられていると、ドラマ自体を楽しめないというおじゃこの意見ももっともだとは思う。
いずれにしても、原作を読んでみたいと思うきっかけにはなった。