6580 広告効果

今日はやたらと、イケアが発表した「家賃99円の物件」のニュースを、お昼の情報番組やら、夜のニュース番組などで見た。
わずか10平方メートルの極小物件だが、もちろん部屋はイケアが提供する家具が備え付けられている。
そして、もっとも注目を集めた…というか、見出しとして使われたのが、1ヶ月99円という家賃だ。
いくら極小物件だとはいえ、場所は新宿だし、99円は安い…というか、タダ同然だ。
でも、よく見れば、実際に住めるのは1年間に限られているし、さらにこの部屋が提供されるのは、たったの1名…というところからして、あくまでもこれは“企画”であり“広告”なのだということがわかる。
でも、上手いなと思ったのは、まず、何より、家賃を99円と設定したところだ。
もし、これが無料だったら、絶対にこれほどマスコミに取り上げられることはなかったはずだ。
わずかでも家賃を取ったからこそ、単なるキャンペーン的な扱いではなく、あくまで“ちょっと変わった商品”という紹介になった気がする。