7843 役所の限界?

都営地下鉄の車内で見かけた中吊り広告。
都電荒川線の車両を特別なデザインにリニューアルするプロジェクトを行うようだ。
このイラストの都電…見たことあるデザインだな…と思ったら、水戸岡鋭治氏のものだった。
まず感じてしまったのは…またか…ということだった。
もちろん、こうした新しい取り組みを否定したいわけではないし、彼のデザインは楽しいし、実際自分も乗って写真をたくさん撮ったりもしている。
それに東京都も、これまでJR九州をはじめ各地の鉄道で、多くの実績を持っていることからのこそのオファーだったのだろう。
でも、いまのタイミングで彼にオファーを出すところは、やはり、役所の発想なような気がする。
確実な”成功”(何を持っての成功かにもよるけど)を考えると、あえての“冒険”はできないのだろう。
これって、何でもかんでも隈研吾氏に依頼してしまう状況に、どこか通じるものを感じてしまう。
できることならば、デザインそのものをコンペにして、新しい人にチャンスを与えるきっかけにしてほしいところだ。
このデザインについての感想は、こちらの記事にも載っていた。
自分と同じように思う人はやっぱりいるよなぁ…。
あと思ったのは、以前からあまり共感できない都電荒川線の「東京さくらトラム」という愛称について。
乗換案内などで見聞きする以外で、この名前で呼んでいる人を聞いたことがないが、今回のプロジェクトでも、一切この愛称が出てこない。
それどころか「都電」という表現が、最前面に押し出されているところに、愛称が合ってなかったのではないかという思いを強くしてしまう。