6916 公園廃止の件

社会・政治・事件

長野市のある小さな公園の廃止が大きな議論を呼んでいる

廃止のきっかけが、たったひとりの近隣住民からの苦情だったことはもちろん、その住民が国立大学の名誉教授だったことも、より注目を集めている理由だろう。

さまざまな声(その多くが批判だけど)の多くは、いわゆる“上級国民”とされる立場の声を優先するのかというもので、たしかにそう感じる面もある。

ただこうしたニュースは、往々にして一部分だけ切り取られて伝えられることが多いので、もう少し詳細を知りたいと思って調べてみると、こうした“まとめ”があった。

【長野市公園廃止】国立大学名誉教授、子どもの手を掴み禁止看板の前に立たせていた ひろゆき氏「信州大学」を引き合いに出し批判 : まとめダネ!

これを見ると、もともとここに公園があったわけではなかったようだ。

この公園ができた当初からこの住民は、苦情を入れていたという。

公開された情報によれば、市に対する苦情はかなり頻繁に行われていたようだし、この住民による“実力行使”に出る場面もあったようだ。

苦情者は子どもが公園でボール遊びをしていると手を引いて看板の前に立たせてボール遊びは禁止だと言うくらい強硬な姿勢である。

後からできた借地の公園であり、苦情が入らないようにする公園運営が難しくなっていること、連日の苦情と住民による“実力行使”にたいする予防的措置…という、複数の理由によって廃止に至ったということがわかる。

おそらく…ではあるが、名誉教授とか上級国民とは関係なく、公園近くの住民の声に対して、さまざまな状況から判断したにすぎないんじゃないかというのが、個人的な印象だった。

Posted by ろん