6871 気になる事務所
昨日出掛けた先のビルから隣のビルのなかが見えてしまったので、なにげなく様子を覗いてしまった。
そこは小さな事務所のようだった。

この事務所は、これといった目立つようなものがまるでなく、窓際の事務机とその上には多数の書類、そして奥のほうに小さな流し台と冷蔵庫があるくらいだった。
そこで見掛けたのは、計3人。
ずっといるのは高齢の男性だけで、ときどき中年の男性と女性が交互に部屋に入ってきては、持ってきた書類を高齢の男性に見せている。
あらためてこの事務所で気になったのは、パソコンののようなOA機器が皆無ということだった。
どうやら仕事のすべては紙の書類によって行われているようだ。
それにしても、ここでは、いったいどういう仕事をしているのだろう…ということが気になって仕方がなかった。
いまどき、どんな仕事であっても、パソコンを使わない事務所というのが成立するのか…と思ってしまう。
でも、こうして現実にあったのだから、自分のすぐ身近に、まったく知らない世界があるんだ…と、ちょっと不思議な感じがした。