6600 来年のダイヤ変更に思う

鉄道

来年3月からの鉄道のダイヤ変更(改正)の概要が次々と発表されている。

新しいダイヤが発表されるときは、たいていは新たな開始や改善によって便利になるものだが、今回はこれまでとはまったく違った内容に、少し驚いている。

気づいたものをざっと挙げるとこんな感じ。

[JR東日本]上野から宇都宮以北の直通黒磯行きが全廃
[JR東日本]中央線からの八高線五日市線直通廃止
[JR東日本]相模線からの横浜線直通廃止
[東武]南栗橋以北の区間急行と急行の事実上廃止
[東武]会津鉄道、特急以外の電車廃止
[西武]西武秩父直通急行全廃
[小田急]新宿からの片瀬江ノ島直通廃止

コロナ禍で利用者が激減している状況で、これまで同様の運行は続けられなくなったのだ。

ここで挙げた以外には列車の運転本数の削減も多く見られたが、特徴的な変化は、これまで、長らく続けられてきた直通列車が次々と廃止となるということだ。

乗り換えなしで目的地まで運んでくれるというのは、鉄道の良さのひとつだった。

しかし、鉄道会社はもう背に腹はかえられぬ状況に追い込まれ、“惰性”での運行は許されず、とにかく徹底した合理化を進めるしかなくなっているのだ。

鉄道のおもしろさが失われていくようで、とても悲しいが、これまで、上記のyな歴史を感じさせるちょっと変わった特殊な運用を楽しむことができたのは、幸せな時代だったのかもしれない。

Posted by ろん