4948 1営業キロあたりの自殺件数
こんな記事を見つけた。
なるほど興味深い…。
でも、ふと気になったことがある。

JR中央線と東武東上線は、それぞれどの区間を対象としているのだろう?…と。

実際の中央本線は東京-名古屋間を指すのだけど、もちろんそうではなく、特に書いていないが、ここでの「JR中央線」とは、東京-高尾間を指しているのだろう。
(※ その後、記事が修正されたようで、対象の区間が備考欄に記載された)
始発駅の東京から多数の直通列車が発着している高尾駅を「JR中央線」とすることには合点がいく。
となると、東武東上線の営業キロが気になってくる。
75.0キロというのは、池袋~寄居間の距離だからだ。
現在東上線では、寄居までの直通列車は設定されておらず、JR中央線と同じような定義で見た場合には、始発駅の池袋駅から直通列車が発着する最遠の駅である小川町駅となるはずだ。
その距離は、64.1km。
距離が短くなると、当然ながら1kmあたりの自殺件数は高まってくるはずだ。
さっそく計算してみる。
中央線 253件 53.1km 1kmあたり4.8件
東上線 185件 64.1km 1kmあたり2.9件
もともとの比較対象とされていたのが、以下のような感じだったから…
東上線 185件 75.0km 1kmあたり2.5件
けっこう数字が跳ね上がる。これで、JR総武線を超えて、東急田園都市線、そして今朝も人身事故のあった、JR京浜東北線に匹敵する。
いかに東上線の人身事故が多いかが、あらためてわかった。