[社会の窓]東京オリンピック開幕
東京オリンピックの開会式のチケットを申し込んだのは、2年前のことだった。
もうずいぶん昔のことのようだ。
開会式のチケットに当選したという海老蔵が開会式に出演していたというのも、なんとも興味深いが、その開会式は、自分としては、それなりに面白かった。
国別のプラカードが吹き出し風だったり、ピクトグラムのパントマイムもよかったし、ドローンで作られた空中に浮くエンブレムや地球は、圧巻だった。
たしかに、統一感の無さとか、日本らしさがないといった意見もその通りではあるが、それらを“多様性”と見れば、それはそれでプラスの評価になるはずだ。
すべての演出を理解できるわけではないし、重要なのは、演じられたパフォーマンスから何を感じるか…ということだろうが、日本だけではなく、世界中の人たちに向けるということであれば、致し方ないところもあるとは思う。
世界各国の選手たちが、楽しそうに入場してくる様子を見ると、開催できてよかったかもしれない…と思った。
でも、これが、さまざまな問題を起こして組織委員会や、安全安心しか言わない首相を支持することとは、決してイコールではない。
でも、こういったイベントは、やっぱり観客がしっかり入ったなかで、現地で観るのが一番だろうな…とは思う。
写真は、3日前の国立競技場。

物理的には近づけても、心理的にはやっぱり遠く感じてしまう。