6253 オリンピック選手村(予定)を歩く
いま、何かと話題になっている、東京オリンピックの選手村となる”晴海フラッグ”へ行ってみた。
まったくの無関係な立場ではあるけど、実際にどんな状態なのかを自分の目で見てみたいと思って、”はるばる”やってきた。
実際、最寄りの勝どき駅からは、かなりの距離があるから、もし徒歩だったら、”はるばる”を実感するに違いない。
今回は自転車を借りてここまで来た。
晴海フラッグの目印は、清掃工場の高い煙突だ。



もちろん観光施設ではないし、マンション購入検討者向けのパビリオンもやってないから、自分のような人はまったく歓迎されることはないだろう。
道路は歩けるが、建物に近づくことは許されず、どの道も立入禁止で、大きな道にはそれぞれ警備員が立っていた。
写真を撮る自分をチラチラと見ている。
ちょっと変わった建物があるなと思ったら、選手村として使われる際の「選手村ビレッジプラザ」という中心的な施設だった。
もちろん、立入禁止で周囲は塀に囲まれていた。



金網には、ドローンの飛行を禁止する貼り紙があった。
興味深いことに、ここには日本語はなく、すべて外国語で書かれていた。
見出しは英語であとは、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語となっていた。
この言葉をしゃべる人たちが、ドローンを飛ばす可能性の高いとされてるのだろうか?
どこも立入禁止ばかりだけど、行けそうなところを進んでみると、遠くに晴海客船ターミナルが見えた。


晴海客船ターミナルには、以前、バスのイベントで行って以来、6~7年ぶりだったようだ。
入れるかと思ったら、ここも新型コロナウイルス感染症対策のため、立入禁止になっていた。



でも、ここを行き先とする都営バスがひっきりなしにやってきては、晴海客船ターミナルに向かっている。
もしこのままバスに乗っていたら、どうなるんだろう?
まだ誰も住んでいないのだから、現時点で交通が不便でも構わないのだけど、折り返しをするためなのか、本数が多い感じがする。
ちなみに、街びらき後には、BRTが開通することになっているようだ。
バス停には何人か人たちがバスに乗り込む様子が見えたが、どこから来た人たちなんだろう?



とりあえず、進めそうな道を行く。
巨大なマンション群が続く。
まだ誰も住んでいないが、よく見ると、どの部屋にもエアコンが完備されていた。
そうか、選手村として使うために、すぐに生活できるような状態になっているのか。
奥の方まで行けそうな道があったので、そこを進むと、どうやら消防署のようだ。


臨港消防署は、海の消防も担っているようで、消防艇もあった。
あと、この付近で、唯一ベンチがあって、ようやくここにいていいんだという思いをすることができた。


東京オリンピック開催の見通しがまったく立たないなか、このあたりもどうなるのだろう?