5984 事実は解釈次第

新型コロナウイルス,社会・政治・事件

外出自粛要請が出たこの前の週末、実際にどうだったのかについての記事が出ていたが、新聞によって全然違う内容になっていた。

スポーツ報知
ガラガラの浅草、巣鴨に対して原宿、渋谷はガヤガヤ…JKは「気にせず」タピオカ

読売新聞
外出自粛は浸透せず、人通り絶えない巣鴨「恥ずかしいと思ったが…」「池袋の百貨店が休業で」

この2つの記事での注目は、巣鴨だ。

報知は「ガラガラ」としているが、読売は「人通りが絶えない」というのだ。

報知”ガラガラ”
報知”ガラガラ”
読売‘人通り絶えない‘
読売‘人通り絶えない‘


スポーツ報知
「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨の「地蔵通り商店街」も人影はまばら。営業を見合わせる店舗も散見された。新型コロナウイルスは高齢者ほど感染すると重症化する特徴があると伝えられている影響もあるのか、とりわけ年配者が人混みを避けているものとみられる。


読売新聞
「おばあちゃんの原宿」といわれる巣鴨地蔵通り商店街(東京都豊島区)では、臨時休業する店が相次ぎ、普段の週末より少ないものの、人通りは絶えなかった。(中略)商店街の洋食店経営者(81)は「昨日と比べると人出は変わらない。要請があっても出歩く人は出歩くのでしょう」と複雑な表情で話していた。


同じ日の、同じ場所を見てるはずなのに、正反対の見方になってしまうのは、いったいどういうことなのか?

スポーツ報知は、読売新聞グループに所属している新聞でありながら、内容がまったく異なっているのは興味深い。

実際に起きている”事実”でも、その新聞の解釈次第で、全然違った内容になるというのは、ある意味とても怖いことだ。

こうした報道を額面通りに受け取ることを躊躇うできごとだった。

Posted by ろん