[社会の窓]変わる景色変わらぬ景色
川越の実家に行った。
心配された先日の台風の直接の被害は、自宅近所ではあまりなかったが、浸水したと思われる場所では、まだ泥の筋が残っていた。
父が運転する車で国道を走る…。
実家での当たり前だったこうした時間は、いまとなっては、極めて特別な時間なのかも…なんて思いつつ、僕は外の風景を眺めていた。
知らなかった店が増え、知っていた店がなくなっている。
あ、まだあったんだ!
ジーンズショップマルカワ
ユニクロができる前この付近唯一の衣料品の量販店だったから、ときどき買いに来ていたのを思い出す。
マルカワは、ボーリング場をそのまま“居抜き”で店舗にしていたので、店内には、ボーリング場だったころの設備が随所に残されていた。
ちなみに、すぐ近くにあるロヂャースも、ずいぶん前に建て替えられてしまったが、元はボーリング場だった。
マルカワは、いまだに建物は変わっていない。店内はどうなってるのだろう?
ちなみに、ロヂャース向かいにあった“くるまや”は、別の店名に変わっていたが、やはりラーメン屋だった。
さらに隣にあるバッティンセンター山口は、完全にそのままだった。
記憶力が弱い僕でも、いろいろと思い出すことができた瞬間だった。