[社会の窓]へのへのもへじ
昨日も一昨日もそうだったが、在宅勤務となると、一歩も外に出ないことも多く、どうしても運動不足になりがちだ。
それを補うほどではないと思うが、週末はできるだけ歩くことにしている。
その途中で、ふと見つけたのが、この落書きだった。
片側1車線の道路をまたぐ鉄道橋の橋脚のところに書かれてたいたずら書き。
もちろんいたずら書きはダメだけど、この、見事なまでの「へのへのもへじ」に見入ってしまった。
そもそも、このへのへのもへじとは一体なんだろう?
調べてみると、江戸時代中期くらいから存在するようだが、詳しいことがわからなかったのは、ちょっと意外だった。
“公式”な情報なんてあるわけもないし、自然発生して人々のあいだで勝手に伝承されることは、その歴史を辿ることも難しいものなのかもしれない。
でも、自分もなぜか知っているし、それを何かに書いたこともある。
つまり、自分も、無意識のうちに伝承に参加しているわけで、そう思うと、なんだかちょっと面白い。