4500 アール・ヌーヴォーとかき氷
パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の「アール・ヌーヴォーのガラス展」へ行ってきた。
アール・ヌーヴォーとは、 フランス語で「新芸術」(アール=芸術、ヌーヴォー=新) という意味で、いまから約120年ほど前の19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に建築・工芸・デザインなどで開花した美術運動のことだ。
今回展示されているのは、 アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、エミール・ガレやドーム兄弟の作品。
主に植物をモチーフにしているが、鯉やカッコウ、ツバメ、カニ、カタツムリ、トンボなども意匠に登場し、見応えがあった。
当然ながら?、写真撮影は不可だったのだけど、一般的には展覧会の内部だけが、規制されているものだが、ここに関して言えば、入口も撮影不可となっていて、唯一コインロッカー前の看板だけが撮影を認められる厳重さ。

その後、池袋の西武百貨店へ向かった。
日光の天然氷「四代目徳次郎」のかき氷が 期間限定で食べられるとのこと。
ふだん、まず食べないけど、 かなり暑かったせいもあったし、ものは試し…と、行列に並んでみた。
1912年から続く老舗だそうで、かなりの手間暇かけて作り上げた天然の氷を使ったかき氷は、ふわふわとした感触が楽しめるという。
十人前後くらいの行列は、ちっとも短くならない…しかも会計を済ませてすぐにかき氷が渡されるわけではなく、出てくるまでさらに時間が掛かっているようだ。
ようやく自分の番が回ってきたときには、30分近くが経っていた。
思わず、どうして時間が掛かるのか、店員さんに聞いてみたら、天然水でできた氷はかなり硬く、1つのかき氷を作るのにとても時間が掛かってしまうとのこと。
かき氷を作っているところが見えないので、どれくらい大変なのかがわからないために、ちょっとイラッとしてしまった。
そしてようやく出てきた、「とちおとめいちご」のかき氷…
たしかに、ふわっとした氷は、これまで食べたかき氷とは全然違った食感だった。
とちおとめいちごのシロップも、果肉が入って美味しかった。
かなりの手間を掛けて作られていることや、じゅうぶん美味しいのではあるけど、それでも、1杯 900円という金額は、ちょっと考えさせられる。