5768 生まれ変わるインターナショナルアーケード
このあたりの高架下は、銀座や日比谷に近い一等地でありながら、時代に取り残されていた感じのする場所だった。
いや、“感じ”ではなく、実際に取り残されていたのだ。
しかし、耐震化工事によって、テナントが次々と退去し、ちょっと前からは、立ち入りができなくなっていた。
ここがついに再開発されることになった。
東海道新幹線のJR東海と東海道線や山手線京浜東北線のJR東日本の高架下であり、管理が複雑に入り組んでいそうだな…と思っていたので、どのように再開発されるのかが気になった。
ニュースリリースを読むと、発表こそ両社連名になっているものの、管理する土地をお互い譲り合って、再開発自体はそれぞれのブランドで行うというものだった。
綺麗に整備されるのは悪くない。
けれど、猥雑さが残る場所が消えていくのは、つまらないものだ。