2958 大谷口水道塔のその後

建築・都市

朝、所用があって出掛けた先で、久しぶりに、大谷口の水道塔を見かけた。

実に6年半ぶりだ。以前、水道塔に魅せられていた時期があって、そのときに取材して以来なので、懐かしかった。

しかし、僕の知っている水道塔ではなく、完全に建て替えられていた状態だった。

かつての水道塔は、老朽化が進んだため、“取り壊しもやむなし”というのは、理解できなくはない。出来るだけイメージを残そうという取り組みも伝わってくる。でも、あまりに綺麗にまとまりすぎてしまって、“面白味”みたいなものは、すっきりなくなってしまった。

別に僕を楽しませるために建て替えているわけでないのだから、仕方がないのだけど、やはり「1931年(昭和6年)竣工の水道塔」のままで残って欲しかったなぁ…と、すっかり生まれ変わった水道塔を見て、そう思った。

2003年10月頃の様子

Posted by ろん