5702 北海道新幹線札幌駅設置予定地を見る
夏至直前の北海道の朝は早い。
残念ながら、早起きはできなかったが、今回見ておこうと思ったところは、宿泊先から近かったので、簡単に来ることができた。
北海道新幹線札幌駅の建設場所だ。
北海道新幹線の建設が始まっているにもかかわらず、終着駅の場所が決まってないというのは、ちょっとした異常事態だったが、昨年3月末かなりの紆余曲折を経て、ようやく決まった。
で、この場所が今どうなってるのか…ということで見に来たのだ。
現在の札幌駅の東側に作られることになった。
まず、札幌駅を正面に見て、すぐ右側には、北海道で最も高い173mのJRタワーがあるが、そのさらに先に向かうと…。
突然、大きな空き地が見えてくる。
駅のすぐ脇という場所を考えると違和感を覚える、かなり広大な駐輪場と駐車場があって…その奥が新幹線札幌駅の建設予定地だ。
新幹線ホームは、現在の函館線と千歳線の線路のすぐ脇に作られ、この広大な敷地は、再開発用地となるようだ。
JRタワー隣の立体駐車場のビルは、線路のかなりギリギリのところまで張り出していて、これではホームを作るのは難しそうなことがわかる。
予定される場所のほうは、かなり開けていて、乗り換えの利便性は損なわれてしまうかもしれないが、余裕をもって作ることができそうだ、
そもそも、新幹線札幌駅の建設予定地はあらかじめ用意されていたのに、「新幹線なんて建設されるわけがない」として、JRタワーを作ってしまったことが、運の尽きだった。
いまとなっては、どうしようもないことだし、このビルが、経営難にあえぐJR北海道の重要な収入源となっていることを考えると、仕方がないことなのかもしれないけど。
広大な駐輪場と駐車場のすぐ脇に、ボーリング調査?のような機械が置かれていたのを見つけた。
開業予定が2031年と、まぁ10年以上も先だと考えれば、具体的な工事はまだ先かな…と思ったが、実際にはいろいろと準備は進んでいるのだろう。