UNDER CONSTRUCTION/西山 芳一
”工場萌え”という言葉もあるように、”土木萌え”というジャンルもあるようで、土木工事現場に興味を持つ人が増えていることは間違いない。
自分も小さなころから興味があったから、ふだんなかなか目にすることのできない土木工事現場を紹介する、こうした本があるというのは、とてもありがたいものだ。
21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「土木展」を鑑賞した際、参考図書として紹介されていたので読んでみた。
九州新幹線や、首都高速中央環状品川線など、13の現場が紹介されているが、それらの多くは、すでに完成している。
何十年にもわたって工事が行われるというのは、実は過去のものかもしれないなぁ…なんて思った。よほどの理由がなければ、想像以上に工事って早いのかもしれない。
大判の写真は迫力があって、いずれも美しい。
けれど、説明が少々専門的で、図解はほとんどないので、巨大構造物初心者?にしてみると、ちょっと敷居が高いかもしれない。