4980 候補者へ期待するレベルが高まる一方
東京都知事選挙の候補者の顔ぶれが出揃ってきた。
そんななか、まだ明確な出馬表明をしたわけではないが、俳優の石田純一が出てきた。
当然ながら、彼は政治経験はゼロ。 持ち合わせているのは、抜群の知名度と、既存の政治に縛られず、”市民感覚”に近い…という、いかにも…というタレント候補だ。
ここ最近の都知事は、どうしようもない状況が続いていて、そろそろ実務的な人を…という流れの中でのタレント候補の出現に、違和感を憶えずにはいられない。
実際、これまでタレント候補が評価された例があっただろうか?
もちろん、誰だって最初は初心者だし、出馬することは国民の権利なのだから、何の問題もないのだけど、きちんと期待通りの仕事をしてくれるかどうかは、まったく別だ。
これまでの経歴や言動を見ていると、期待に応えてくれるのは、残念ながら、 かなり難しいそうだといわざるを得ない。
じゃあ、これまでに挙がっている、候補者の中で誰かを選べ…と言われても、これは…という人がいない。
こりゃあ、まいった…
ダメだと思う人はいくらでも出てくるけど、この人なら…という人は、まったく出てこない。
うーん…じゃあ、結局、誰だったらいいんだろう?
都知事選挙の公示まで、多少まだ時間がある。誰かもっといい人出てくれないかなぁ…。
これほど連続して失望が続くと、候補者に求められるレベルが、どんどん上がってしまって、それに見合う人がいなくなってしまいそうで怖い。