4979 比較が止められないのであれば…

物思いに耽る(雑感)

「つらい」とか「苦しい」だとか思ってしまうのは、正直言えば…しょっちゅうある。

そんな状態からせめて気持ちだけでも変えたいと思うときに、つい思ってしまうこと…。

それは、自分よりもっとつらい人の存在を思い、それよりマシなのだから…と、他人と比べてしまうことだ。

実際、これで少し気持ちが楽になる、その一方で、そんな自分に、嫌悪感も覚えてしまう。

他人との比較自体に苦しむのに、他人との比較で安堵感を得る…。

よくないとわかっていても、つい比較をしてしまう。

そして、先日読み終わったこの本を通して、気づいた…というか、考え方をあらためてみてはどうだろう?…ということがある。

比較をやめられないのであれば、他人ではなく、自分だったらどうだろう?…ということだ。

何気ない毎日が実は、かけがえのないことである。

自分の考えたことをこうして表現する、本を読む、トイレに行く、些細な行動のなにもかも。

それが、いつかできなくなる日が来る。

可能性がある…といったレベルではなく、確実にやってくる。

それを考えたら、いまは、なんて幸せなのだろう…と思うのだ。

いま、この瞬間を過ごせていること自体に幸せをかみしめる…。

そう考えていると、「つらい」とか「苦しい」だとか思っている場合ではない…なんて、思えてくる。

Posted by ろん