4467 夜は怖いものだった

物思いに耽る(雑感)

(写真は特定の場所を示すものでなありません)残業を終え、自宅へ帰る途中のこと。

ふと見かけたコンビニの店頭に、小学生くらいの子供たちの姿があった。

近くに大人の男性もいたので、彼の子供だろうか?

いつのころからだろう…夜の遅い時間でも、ごくふつうに子供の姿を見かけるようになったのは…。

僕が小学生だったころ、21時だってかなり遅い時間だったのに、22時過ぎても、コンビニの前で、子供たちが走り回っている光景に、あらためてびっくりする。

かつて、僕にとって夜は怖いものだった。

そもそも、眠くて起きていられなかった…ということもあるが、あらゆるものが静まり返りる夜は、とにかく心細かったのだ。

ただ、深夜に0時過ぎまで起きられる唯一の例外が、大晦日だったが、これは、あくまで、みんなが起きているから安心して起きられただけであって、一人だったら、とても心細くて起きていられなかっただろう。

勉強などで夜遅くまで起きていた、高校生のころですら、そんな感覚はあったと記憶している。

いまでこそ、24時間放送しているNHKのAMラジオも、0時のニュースが終わると、放送が終了して、さみしいオルゴールが流れていたことも、より一層心細くなっていた理由のひとつかもしれない。

こうして夜遅くまで起きている子供にとっては、きっと夜は怖いと感じることはないんだろうなぁ…、

会社からの帰り道、そんな怖い夜を、ふと、懐かしく思い出した。

Posted by ろん