4613 これも人生の楽しみ方
先日夜、有楽町あたりを歩いていたら、薄暗いなかにたくさんの人だかりがあることに気づいた。
年末ジャンボ宝くじを買い求める人たちの行列だった。
そういえば、僕自身、宝くじとはずいぶんと縁遠くなっている。
相当前に、連番で3000円を当てたことがある以降で買ったのは、阪神淡路大震災の復興協賛宝くじの1回だけだ。
宝くじは「買わなければ当たらない」…とはよく言ったもので、たしかにその通りだ。
ただ、当選確率のあまりの低さを知ってしまうと、とても買う気は失せてしまう。
じゃあなんで買うのだろう?
ここからは、勝手な予想で…
おそらく、買う人は、先程挙げたような、確率の低さなんて、百も承知なのだろう。
その上で、当たった時を夢見て、楽しんでいるのだ。
見方を変えれば、僕は、そんな彼らが味わっている楽しみをすでに失っている…とも言える。
そう考えると、僕は、ちょっともったいない人生を歩んでいるとも言えるかもしれない。