4324 マクドナルドの会見を見て

ビジネス・経済

マクドナルドで異物混入が相次いでいること件で、先日記者会見があったが、その内容がひどかったと話題になっている。

一部終始を見たわけではないのでわからないけれど、いかにもツッコまれそうなやりとりがあった。

「私どもの対応は正しいと思っている」とか、「お客様に申し訳ないと思っているが、公表する必要なかった」といったあたりは、素人の僕ですら、言わない方がいいんじゃないかと思えた。

もっとも、会見での回答は、会社の立場からすれば「誠心誠意」であり、けっして嘘や間違ったことを言っていることはないと思う。

それでも批判を浴びるのは、あぁ消費者の立場(目線)に立っていないからなんだろうなぁ…なんて思ってしまう。

そんなことを思ってしまうのは、以前も、消費者の立場(目線)に立っていないよなぁ…と思ったことはあったからだ。

カウンターからメニューの撤去した件は、まだ記憶に新しい。

この施策を開始した直後から、客はもちろん現場からも戸惑いの声が多く聞かれた

 現在、マクドナルドは約3300店のうち、3100店でカウンター上にメニューを置いていない。狙いは何か。日本マクドナルドはこう説明する。「目的はお客様にカウンターでストレスなく注文してもらうこと。列に並んでいる間に触れるメニューの情報量を増やし、考える時間を持てるようにした」

その後、待ち時間に見られるメニューを用意するなどの紆余曲折を経て、結局復活している。

これっていったい何だったのだろう?

今回の記者会見を見ると、お客様のため…と言いながら、実は、ちっとも客を見てなかったという、メニュー撤去の件を思い出してしまうのだ。

企業の文化というのは、なかなか変えられないものなんだと実感させられる。

一方、報道する側も消費者も、(仕方がないとは言え)どこか落ち着きを失ってる感もある。

単に“叩く”だけではなく、少し冷静さを取り戻す必要もある感じがする。

Posted by ろん