4314 原動力の源は?

社会・政治・事件

ペヤングのソース焼きそばにゴキブリが混入した事件に続いて、不二家のケーキにカビが生えていたという件で、不二家は、2種類のカビが原因だったと発表した。

12月13日に不二家で買ったケーキにカビが生えていたということや、その後の不二家の対応に不満を感じたといったことを、ツイッターに書き込んでいたことから、ペヤング同様に、ネットで大きな話題になった。

その不二家の発表も、12月26日という“結果的に”クリスマス明けというタイミングの悪さで、消費者の心証を悪くしてしまった感は否めない。

不二家と言えば、8年前にも、期限切れの原材料を使用前回の不祥事は8年前…したことが社会問題にもなったことがある。

気になったのは、企業側の対応への不信感はともかく、このツイッターに投稿した人の自作自演ではないかと、かなりの批判が集まったという点だ。

これが原因かどうかは不明だが、ツイッターのアカウントを削除してしまったという。

不思議だな…と思うのは、対応が遅れた企業への批判は理解できるとしても、一個人へ執拗に攻撃があったという点だ。

本当に自作自演だったのかどうかは、実際の調査で判明することで、結果が出る前に批判する意味がよく分からない。

見ず知らずの人に対し、本人に見えるような形で、直接批判するというのは、けっこう大事(おおごと)のようなきがするのだけど、ツイッターをやってるひとにしてみると、それほどのことではないのだろうか?

すぐ先日に、ジャポニカ学習帳に掲載される写真にクレームを入れる人たちに対して、「言わずにおれない人」と呼び、僕は思いやりが欠けているのではないかと書いた。

今回の騒動でも、「言わずにおれない人」という点で重なる部分はありそうだが、ツイッターに投稿した本人に「自作自演だ!」と責めるというのは、思いやりが欠けているとはちょっと違うだろう。

インターネット、そしてSNSの普及が、こうした騒動に拍車を掛けていることは間違いないが、彼らの、この原動力の源は、いったいどこから来るのだろう?…と考えると、いろいろ考えてしまう。

Posted by ろん