4272 新橋駅前で再開発計画
新橋駅前のSL広場と言えば、街頭インタビューの名所で、僕も以前取材を受け、テレビで放送されたこともある。
またSL広場に面した、「ニュー新橋ビル」も、かつては戦後日本最大の闇市があった場所で、ビルになった今でも、どこかその雰囲気を残している。
その、SL広場やニュー新橋ビルを含めた一帯を再開発するというニュースがあった。
ここに30階建て前後で120~130メートルの超高層ビルが2棟以上建つという。
順調に計画が進んでも、着工は2020年以降ということなので、すぐにどうこうする話ではないが、ちょっと気になったので、先週の金曜日、再開発対象の地域を見て回ってきた。
金券ショップとその裏には、競輪・オートレースの場外車券売り場の、ラ・ピスタ新橋がある。
このはす向かいには、堤第一ビルを含む解体中のビル群がある。
新橋駅は、耐震補強と大屋根を取り付ける工事の真っ最中。大屋根の方はだいぶ姿を現しつつある。
おなじみSL広場は、なにかイベントの開催中で、いくつものテントが張られていた。
線路とは反対、西側の道路をニュー新橋ビル沿いに歩く。ニュー新橋ビルのはずれから、新橋駅方面に目をやると、遠くに汐留のビル群が見えた。
さらにそのまままっすぐ、再開発対象地域沿いの道路を歩くと、古い2階建ての商店が並んでいた。比較的道路幅があるので、新橋にしては明るい感じがする。
このあたり(新橋柳通商店会)の道幅も11mから約2倍の広さに広げる計画だという。
公園となっている場所は、1991年(平成3年)3月まで、港区立桜田小学校だった場所で、グラウンドだった場所が、かつてここが小学校だったということを思い起こさせる。
小学校の建物は現在、生涯学習センターとなっている。
公園の南西側にも、再開発対象地域が伸びていたので、どういう状況になっているのかと思ったら、そこには、真新しいビルが…。
ホテルサンルートとコンビニがあって、すでに再開発が完了してる感じだった。
新橋駅に向かう。線路のカーブに沿って、ニュー新橋ビルもカーブしている。
線路と再開発対象地域の挟まれた、新橋西口通りは、対象地域から外れてるが、間接的にはなんらかの影響を受けてしまうかも知れない。
汐留は、もともと貨物駅で何もなかったところに、できた街だから、比較はできないと思うけど、街としては面白さには欠ける。
別に飲むこともないし、新橋にあるお店への用事は、まずないのだけど、新橋ならではの猥雑さは嫌いじゃない。
作ろうと思って作れるものでないので、ぜひ今後も残って欲しいと思う。