[社会の窓]地球の影に思いを馳せる
今日は3年ぶりの皆既月食が見られるということで、ずっと天気が気になっていた。
天気予報は晴れ…なのに、空を見上げると雲ばかり…
雲の隙間から太陽の光が漏れている感じではあるが、これだけ雲が多いと月食を見ることはできないだろう…。
昼食でに出たときには、忌々しく雲を眺めた。
そして、日が暮れ、ふと会社のエレベーターホールから外を眺めたら…見事な満月が、ぽっかりと浮かび上がっていた。
これはチャンス…と、今日は早めに帰宅。すぐに望遠鏡を用意して、月を眺めてみる。
すでに月食は始まっていた。
あり得ない方向に月が欠けていくさまは、とても面白い。
近所の人たちにも望遠鏡を見てもらったが、いまいちインパクトが薄いのか、みんな早々に引き上げていってしまった。
なかなか見た感じ通りに写真に写らないのは残念(写真の写し方に問題があるのはわかっている)。

はっきりわかるのは、欠けた部分が地球の影であるということ。
ふだん、地球の丸さを実感する機会はないし、あの影の縁に自分たちが住んでいるのだと思うと、ちょっと不思議な感じがする。
見慣れない月をもっと見ていたかったが、急に雲が出てきてしまい、怪しい色をした月は雲にたびたび隠されてしまうようになった。
ここ最近は、天文関係のイベント?があまりない上に、あの不運もまだ記憶に新しいので、少しでも、皆既月食を楽しむことができてよかった。
